アリノハネのブログ

北海道美唄市の革製品とかの店

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稚拙さが武器になる、ってこともきっとある。

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本日、午前中は陶芸の日、と決めてまとめてどさーっと作ってきた。ひとまずは植木鉢をメインに作ろうと思っていて、それが左のやつ。
小さいんだけど、プレゼントとかに喜ばれるんじゃないかなと思って。

右側のカップは姉弟子からオーダーをもらっていたコーヒーカップ。
今のところロクロを使ったことが無いので、全て手捻りで成型してます。
次はロクロを使った作品も制作していくんですけどね。

念の為、手捻りってのはつまり、あのテレビで見るような電動のロクロを使ったシンメトリーな形への成型ではなく、読んで字の如く手だけでぐにゅぐにゅと粘土を捻ったり捏ねたりしながら形を作っていってます。

で、そこにこんな風な掘りを入れて行くシリーズになります。

ハンドメイドの植木鉢

詳細はまた後々に(前に書いた気もするけど)
でも、自分が何にインスピレーションを受けて作ったか、ってのは大事だと思ってまして、この先どうなっていくかはわからないけど、まずはこの形を基本にして先に進んでいきたいなと思っておるわけです。

革と土。作ると言ってもそりゃ当然全くの別物で、なんだろこの陶芸やっているときの集中力と革をやっているときの集中力って同じく集中しているんだけど、なんか頭の使っている場所が違う気がします。

革は自分の中で設計図みたいなものがあるから、そこを目指して順を追って作っていくんだけど、陶芸の手捻りって、結局作っている間中ずっとどこに行きつくのかがわからないまま進んでいくのがまた面白いなと。

ってなわけで、まだまだ、というか完全に稚拙な作品なのかもしれないけど、「山田に夫婦茶碗作らしてみるか」とか、「コーヒーカップを作れぃ」とか「でかい植木鉢をプリーズ」いう方がいらっしゃいましたら、ぜひぜひご注文ください。

めちゃめちゃ良いの作ります。

今のところ陶芸に関して、僕の武器と言えば「稚拙さ」と「妙な自信」だけですけども、きっとこの稚拙さも武器になるんじゃないかなと思うんです、本当に。
きっと今後作っていく上で、どんどん改良していったりするんだろうけど、僕が革職人として独立したての頃に作った作品の写真を見ると、「きちんと何を作りたいかはわかって作ってたんだな」ってのが僕自身感じる部分があって、それはそれで技術的には恥ずかしいかもしれないけど、モノとしての価値は今作っているものと変わっていないって勝手に思っています。

そんなわけでもしよろしければ、こちらのフォームからご連絡頂けたらめっちゃ喜びます。

 ⇒ こちらからどうぞ

 ※ロクロを作った作品も制作します。

よし、じゃあちょっと一度寝てから革職人の頭に切り替えます。

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