アリノハネのブログ

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ずっと眼鏡が欲しい。それと「アヒルと鴨のコインロッカー」で一人で泣く

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「あー、メガネ欲しいな」ってこのところ何度も言ってる気がする。

ものっすごい、極端に目が悪いわけじゃなく、1年くらい前からなのか少しずつ視力が落ちてきて、「あぁこれ、老眼がすぐそこまで来てんのかな」とちょっと思うくらいのレベルでしてね、普通に生活をしたり、車の運転したりするのには大きな支障をきたしているわけじゃないけど、ちょっとしたときに「あー、メガネ買いに行くかな」と思うわけです。

で、今使っているのが↓みたいなJINSの丸眼鏡なんだけど、

なんかその、髪を短くしてからどうも眼鏡の落ち着きが悪いようなそんな気がしていて、先日仕事しているときに金城君がうちに来て、「え、山田さん、仕事のときだけ眼鏡掛けてるんですか?」と訊かれまして、「いや、スタッズを入れるときって鉄の破片が飛んでくるからそれの保護も兼ねて掛けてるよ。これ多分、革職人あるある」と言ったら、「へぇ」と夏目漱石の小説に出てくる中学生みたいな生返事が返ってきた。

で、今悩んでるのが、「黒縁にするか」それとも「ハーフリム」にするかってところで、これをもう数ヶ月悩んでいるわけです。

金額的にもデザイン的にも、JINSよりもZoffの方が良いなぁとカチカチとクリックをしながら眼鏡選びをしているんだけど、「よーし…、必要な情報は全て打ち込んだ…。よし、いくぞ…。よーし! じゃあ最後のワンクリッ… だめだぁ!」って東京03の「家庭訪問は三つ巴」のコントみたいなことを一人でやり始め、途中からそれがちょっと面白くなってしまっているおっさんがここにいます。


東京03 - 「家庭訪問は三つ巴」 / 『第14回東京03単独公演「後手中の後手」』より

(※どうでもいい情報だけど、あとは「遭難」と「大丈夫です」、「自虐」は割と頻繁に観てる)

あー、どうするべどうするべ。
今日札幌行って眼鏡見てくるかな。でも結局、「やっぱ丸眼鏡だよな」などと言い始めて3つめの丸眼鏡を買うとかそんなことになりそうで嫌だ。

「アヒルと鴨のコインロッカー」で泣いてた

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

アヒルと鴨のコインロッカー (創元推理文庫)

 

「天才」っていう言葉って、なんだろその割と易々と使われているようなそんな気がするけど(一人のときに、割と僕は自分をその言葉で自分を褒めるけど)、小説家ってもちろん多くの作家が本当に苦労して紡いでいってると思うんですが、伊坂幸太郎に関しては「天才」って言っても多くの方が納得されるんじゃなかろうかなと思う。

無論、相当な量の小説を読んで書いてるんだろうけど、まぁとにかく発想がすげーなーと。
これ、書き始める前でほぼすべてのプロットを決めているのか、書きながら考えていくのかわかんないけど、いやはや言葉の並びとかも凄いなぁ、この才能羨ましいなぁって思いますよね。

で、僕はこの「アヒルと鴨のコインロッカー」は、というか伊坂幸太郎の作品はフィッシュストーリー以外は映画よりも小説の方が好きなんだけど(あーでも、ゴールデンスランバーは映画も小説も好きだ)、昨日アマゾンプライムで何か観るかなと思っていたらこれを発見して数年ぶりに観たわけだけど、途中から涙腺が年々弱まっている僕はエグエグと泣き始め、クライマックスまであと10分くらいかなってときに、普段電話なんか全然掛けてこないサヤノスケから急に電話があり、僕は「も… もじもじぃ…」と電話に出たら、「え?なに?気持ち悪い。 ドラえもんかなんかのマネ?」と言われ、僕の涙は枯れました。

はぁ、面白かった。また今晩観るかな。

そんなわけで仕事しやす。時間に余裕があれば眼鏡探しの旅に行くべかな、あぁ行くべかな行くべかな。

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