アリノハネのブログ

北海道美唄市の革製品とかの店

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好きな単語と、そこから受けるイメージのようなもの

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別に意識して使っているわけじゃないけど、気が付くとその言葉を使っていて、(あ、また使っちゃった。でもなんかこの言葉ってすごいその状態をきっちりと言い表してるよな)って思う言葉って、きっと誰しもなんとなく持っているような気がするんです。

僕の中で結構前からその言葉を使う度に、「いやぁ、良い単語だなぁ」って一瞬思ってまた会話に戻るってことが割とあります。

その単語ってのが「ぼってり」なわけです。

陶器を作る場合、その作りかけの状態からそれをどのような方向で作っていくかってのを途中で考えたりする場合もあるんだけど、その中で「もうちょっとこう、シャープにしようと思ってんすよ」っていうときや、「いや、これはこのまままっすぐシュッとした感じにしたいっす」っていうとき、そして茶碗というかどんぶりみたいなものを作っているときのイメージとして、ついつい「なんかこう、ぼってりとした感じになったらいいかなと思ってます」ってことを今日も言ってましたわ。

「ぼってり」って良いな。「ぽっちゃり」っていうのはなんだろ、軽い響きがあるけど、「ぼってり」ってのはこう、どしんとしていて、重心が低くてまさに「ぼってり」とした感じがなんか伝わるよなと思って。

そして陶器を作りながら更に思ったのが、「料理経験があるか無いかで作る陶器の雰囲気って全く変わるもんだよな」ってことを思いまして、本格的ではないけれど、パスタをよく作る仕事をしていたので、どうしてもパスタやサラダなんかを入れるときのことを考えて完成形を俯瞰してみたりするんだけど、いやこれはもう、一度きちんとした和食を作って、そこに合う食器ってものを想像出来るようにならないと、陶器自体もどっちつかずになってしまいそうだし、完成した陶器に和食を入れて写真を撮るってなった場合、美味そうな和食を作れるようにならないと、どうにも説得力に欠けるよなとさっきふと思ったので、明日からは味はどうあれ、見た目だけでも美味そうな和食を作れるようにその辺のことも考えながら、自炊していった方が良いなと思いました。

さてさて、これから革のペンケース作り。

いいもん作って気持ち良く寝たいっす。

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