山田的、「地震対策まとめ」
地震について考えること
昨日の13時過ぎには自宅の電気は復旧したわけですが、僕が住んでいる美唄(びばい)は震源地からそれほど近くないものの、震度4を記録していました。
普段ベッドで寝てますが、震度4であの揺れってなると、ひどい地域はかなりの揺れだったんだろうなと思います。
自宅にあるものは倒れるようなものも無く、せいぜい箱のティッシュがテーブルから落ちていたというくらいのものでした。
その後、店に行ってみても陶器は割れていなくて、大きな被害は無い、というのが現状です。
そこで僕なりに、今後の対策として多少どなたかのお役に立つんじゃないかなと思うので、困ったこと、必要だなと思ったものを書いていこうと思った次第です。
停電になって困ったこと
- 携帯の充電の確保
- 食べ物の貯蓄が無い
- お湯を沸かせない
- デマや希望的推測の話が一気に広がる
まずはこれくらいだと思います。
で、必要だと感じたもの
- コンセントが無くても携帯の充電が出来るもの
- 小麦粉や米の貯蓄
- 七輪と炭
- 携帯を見ない
■携帯の充電の確保
まず、1番の携帯の充電に関しては、僕は元々2回くらい充電できるものを持っていたので、物凄く不便な想いはしていませんが、これが無かったらかなりきつかったと思います。
それと、携帯自体が古くてすぐにバッテリーが無くなる、と感じている方は早めに機種を交換するか、バッテリーの変更をおすすめします(※アマゾンとかでも売ってます。自分でやろうと思えば出来ますし)
あとは、太陽光で発電できる携帯の充電器や、車のソケットに入れて使える充電器も多分2,000円前後で買えますので、その備えがあるだけで随分と気持ちは楽になると思います。
それと、なるべくガソリンはマメに給油を。
僕はいつからか、半分くらいまで減ったら給油する、っていうのが習慣になっていたので良かったんですが、ガソリンスタンドの給油待ちの人を多く見かけました。
■保存食について
小麦粉や米などの保存出来て、調理の出来る炭水化物系はやはり便利だなと。
今回の場合、水が出るので僕は七輪と炭で火を起こしてそれで調理しました。
空き缶でも米が炊けますので、非常用として使えるものが頭に入っているだけで、随分と気が楽になります。
■火を起こす道具
前述の通り、七輪と炭があったのは大きいなと。
火を起こすことが出来ると、調理が出来たり、お湯を沸かせたり出来るというのはもちろんですが、なんかこう、灯りがあるというのは精神的にも大きいです。
「まぁ、なんとかなるだろう」っていう気になりますので。
■最後に、携帯を見ない。
最初に携帯の充電について書いたので矛盾してますけど、これ、とても重要だと思います。
不安になると、不安な情報に飛びつく
携帯はもう一人1台以上持っている人が多いような状態で、良くないことが起こるとどうしても人は他の人の情報を入れようとするんだろうと思います。
なので恐らく携帯を持っていて電源がまだ入るのであれば、近しい人に連絡をして、「みんなに無事だと伝えといてね」といった感じで伝えるのを最優先として、あとはもう、SNSなんか見ない方が良いです。
見なきゃいけないのはNHKのホームページくらいでしょう(僕はそれも見るのをやめました)
僕はなるべく他の人からの情報を入れないようにしましたが、翌日の数時間の間に入ってきたものとして
- 電気は最低3日間は復旧しない
- これから断水が始まる
- 某携帯会社の基地局が壊れたので、携帯が使えなくなる(※後に確認したところ、完全なデマではなかったですが、ごく一部の地域の話でした)
- 他のかなりの地域で断水が開始された
人から聞いた話
まず、災害時には「人から聞いた話」っていうのはデマだと思っていて良いと思います。
もしくはかなり湾曲、誇張された情報ばかりなので、基本「情報に踊らされてるなぁ」っていうちょっと俯瞰した見方をしていても良いと思います。
個人的には「電気無くても全然生きていけるべ。江戸時代なんてそもそも電気なんかないし」って思っていたので、まずは自分を落ち着けなきゃいけないんだろうなと思います。
あと怖いのは「電気整備士の人が言ってるんだから確実」とか、「消防士の人が言ってるんだから間違いない」と言ったような「その職業の人が言っていたから」っていうのは凄く危険だなと。
仮に同じ情報であっても「美唄のアリノハネの山田が言ってた」ってのと、「清潔感のある国家公務員が言ってた」っていうのだと、100対0で僕は負けるでしょう。
なので、しっかりとした職業の人が言っていたとしても、それはあくまでも「非公式」です。
噂話を聴いたら、「その話、公式なもの?非公式なもの?」っていう判断って大事だよなと。
美唄の癒し系おじさん
で、昨晩、多分「美唄の癒し系おじさん」でお馴染みのキンキンの家は、停電地区だよなと思って、困ってるかもしれんからってことで一応電話。
そしたら電話には出ず、「携帯の電源切れてんのかなぁ」と思っていたらリターンがありました。
「やまださーん、すみません。電話くれました?」
「うん、キンキンの家はどう?電気復旧してないでしょ?」
「はい、してないですよ。今、ずっとマメ(キンキンが溺愛する柴犬)と星を見てました」
「あー、そっか…。でもマメは星見ていないと思うけどね」
「見てますよぉ~ 山田さんも星を見たら良いじゃないですか?すごいキレイですよぉ」
「いや…、うん…。で、大丈夫なの?」
ここまで話して思い出したんだけど、キンキンはあのタラちゃんみたいな見た目とは裏腹にただのキャンプマニアなのだ。
だから僕なんかよりもよっぽど、アウトドアでの設備は整っていて、「キャンプ場でキャンプするのなんて、それはキャンプじゃないですぅ。何もないところで野宿するのが本当のキャンプですぅ」と偉そうなこと言うおじさんなのだ。
「はい、大丈夫ですぅ~。ソーラーパネルのやつもあるし、もうこの際だからテント張って寝ちゃおうかと思いましたぁ」
「あー、そうなんだ。まぁ元気なら良かったよ」
「はいー。ねぇ、マメ?僕たち元気だよねぇ?」
「…。ちょっともう、おっさんと犬の絡みとか気持ち悪りぃから切るね」
「ちょ、ちょっと何なんですかぁ!」
プー プー プー プー
そんな状態です。
僕らみたいな本当の被災地じゃなく、周辺地域の住民ってのは、とにかく冷静に、そしてもしボランティアで何か協力できるようなことがあれば、それも「公式の」情報を集めてから準備をするのが一番良いんじゃないかなと思います。
今日も自宅待機
で、店の方はまだ電気が復旧していないってのと、建物自体がかなり古いので、一応余震の対策として自宅待機することにしました。
明日から通常営業出来たら良いんだけど。