函館から帰ってきた
函館から帰ってきました
二泊三日の函館の撮影旅行から帰ってきました。
今回は久生十蘭(ひさおじゅうらん)の特集ということで、彼がまだ若いときに住んでいた函館の街へ。
函館に行ったのは何年ぶりだろう?多分だけど5年振りくらいかなと思うんだけど、やっぱりあの街はとても良いところで、北海道のどの都市とも違う、よく言う「異国情緒溢れる街」で、初日から撮影に入って翌朝早朝からまた一人で歩きながら所縁のあるところを撮っていきました。
北海道では札幌だけが飛び抜けて人口が多く、次に旭川、その次が函館、という順番になるんだけど、人口第2位の旭川とは全く違った趣があって、僕はもう行く度に「あー、函館に住みたい」って一人でよく言うような大人になりました。
尾道、長崎のように坂道が多くて海がある街、というロケーションに僕はとても心惹かれてしまうようです。
自分の才能・能力を見定める
ギリギリ40手前にして、何をするべきなのかなと考えてみたら、それはきっと「今までの経験上、自分には一体何が出来るのか?を見定める」というのがとても大事なんじゃないのかなと思うようになりました。
自分の好きなことをして食っていこうと決めた以上、そう簡単に食っていけなかった長い暗黒時代があったおかげで、少しずつ自分の中の振り幅が大きくなっていき、結果、多分僕が出来る武器のようなものは、ざっくりと一言でまとめるのであれば「作ること」なんだろうなと函館のバーで飲みながらそんなことを考えていました。
その「作ること」の中でも様々なジャンルがあるわけですが、それをもっとフルに誰にも遠慮せずに堂々でやっていくっていうことがとても大切だし、ストレスを減らせることになるんだろうなと思うようになって、これはもうそろそろ、ひと勝負かけて行っても良いんじゃないのかと考えながら帰ってきました。
40手前でもう一つ
というわけで、僕の今の目標は「40になる前にもう一回テープカットをする」というよくわからん目標になりまして、美唄で新しくもう一つやってみたいことが見つかったので、そこをここからの数ヶ月間の間にどうにか形にしてみたいなと思っています。
そんなに大きな額じゃないけれど借金をして、自分一人じゃなく、誰かの力を借りながらやっていける箱を作りたいなと思っています。
さて、そうなると必要なのは果たしてなんなのか?
実際にはその答えって僕の中ではとてもシンプルで簡単なもので、最終的には「出会うこと」なんでしょう。
今、うちで働きたいと言ってくれている方や、実際に手伝いをしてくださっている方、そしてすでに知り合った方やまだお会いしていない方からどうにか協力していただいて、「なんかここ、おもろいね」ってのを作りたいっすな。
よーし、そんな目標を頭の中に入れながら、これで撮影の仕事はひとまず終わったので、革製品の制作にがっつりと頭からすっぽりと入っていきます。押忍。