アリノハネのブログ

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作風とはなんぞや

山田和史

陶芸をやり始めると、「作風」ってものを問われるなと思うんだけど、その辺のことってついつい人に相談しちゃったりして、近くにいる人たちが「こっちの方が良いと思う」ってことを言ってくれて、それをこう自分の中に貯めていくんだけど、結果的に「自分はどうしたい?何に感動して、何を作りだしたいのか?」ってことをどんどん追いつめていく作業、みたいなことをこのところ毎日ずっと考えています。

ただ、考えてみると革製品を作るときはもう、オーダーメイドがほぼメインになっているので、そこは「作風」というよりも僕が作ってきたものを見て、「あとはお任せします」って言って頂く場合が多いので、自分の中で良いなと思うものを作っていくんだけど、そっか、それは結局、今まで作ったものを見てくださった方が「山田に作らしてみるか」と思って注文を下さるわけで、結局は革の方はわかりづらいけど、それはそれで作風ってものが一応は出来上がっているのかなと思ったわけです。

ってなわけで、陶器の方もとにかく作り続けることなんでしょう。
ただ、革よりも更に自分の中で引っかかったものを形にしていくことになるので、もっといろんな人に会って、いろんな場所に言って、いろんな経験をすることがきっとモノに表れてくるんだろうから、つまり作風なんて気にせずに、自分の思うものをまずとにかくがしがし作っていけよ、ってことなんだなってことで着地致しました。

 

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