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なぜ小説を読むのか?

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最近になって図書館によく行くようになり、大体10冊くらいを借りてきてメシの時間とか布団に入ってからちょっと読んだりしているんだけど、基本は小説か詩集、陶芸入門みたいなそんなものばかりを借りているんだけど、果たして一体「何で小説読んでるんだっけ?」と割とありきたりな疑問にぶつかったんで、ふむふむとちょっと考えてみたんです。

「小説みたいなフィクションを読むよりも、ビジネス書とか偉人の伝記とかを読むべし」みたいなことを、誰だっけな、なんかどっかの経営者か誰かが書いていたか言っていたような気がするけど、ビジネス書ってのは基本的に9割以上は読み捨てるものだよなと思っていて、つまり、その時の時世に合わせて商売ってのはこうすべしってのが毎回毎回アップデートされるので、正直そんなの読むのしんどいなと。

で、偉人の伝記みたいなものって、いやわからんけども、恐らくはその題材とされる人のことを好いている人が多く関わっていそうだから、普通はマイナスと捉えるべきところも、無理やり言葉や話題のすり替えでプラスにしちゃってる部分あるんじゃないかなという、なんか天邪鬼な部分が出てしまって、あれ、もしかしたら結局そっちの方が割とフィクションなんじゃないのと思ってしまったりもするわけです。

そんで最初の話に戻るけど、「何で小説を読んでるんだっけ?」の自分なりの答えとしては

  1. フィクションの話に出てくる架空の人物であっても、その人の言葉とか人生観ってのを自分の中に入れられることで、多分多少は多面的に物事を捉えようと心掛けるからなんじゃないか
  2. 単純に、好きな作家が書く、文体とか比喩とか情景描写とかを読むと、ひゅ~ってなるから
  3. これも何が出典が全く思い出せないけど、落語だったけな?登場人物が2人いて「おめぇはよ、理屈っぽいんだよ!」と喧嘩腰で言うと、相手は「そういうおめぇは屁理屈ばっかじゃねぇか!」っていうやりとりが好きで、僕は確実に屁理屈ばっか並べる人間の方が好きだから(関係あるのか?)
  4. 自分の言葉みたいなものを持っている人間の方が魅力的に思えて、小説家の言葉の書き方、並べ方みたいなものがいつからか自分の中に入ってる感じするから

なんだろうなと思います。

「趣味って何?」って話になったときに、結局やっぱり僕の趣味は「読書」なんでしょう。
損得抜きに楽しめるものって、多分読書だけなのでそういった浄化作用みたいなものを得られるのは多分本にしかないのかなとちょっと思った次第でございます。

あー、メシも食ったし、じゃあまた仕事するべかな。

あ、写真は初めてロクロで作ったぐい飲み。

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