「悩みとか無さそう」と、自分のテーマについて
「悩みとか無さそう」って言うな
考えてみたら、なんだか時々言われます。
「なんかさ、悩みとか無さそうだよね」と。
このセリフ、良い意味で捉えていいのか否かを迷うところですが、「いやいや、俺だって悩みくらいあるわ!」と結構強めにツッコみます。
おはようございます。悩み多き男、山田です。
(※今日の文章、割と長いので、すっ飛ばしてください)
テーマが一つ欲しかった
このところ、どうしても「テーマ」ってものが一つ欲しくてずっとそれについて悩んでいたんです。
つまり、自分の仕事の上でのズバッと言えるテーマみたいなもの。
単純に「お客さんに喜んでもらえるものを作りたい」とか「格好良いやつ作りたい」、「良いと思ったものを形にしたい」ってのは当たり前にあったんだけど、もう少しその、根っこにある店のサブタイトルのようなもの。
それについて考えていたら、本当に手が止まってしまって、「あー、くそ。全然浮かばねぇな」「テーマって何よ」「なんでこんなことでこんな悩んでんのよ」ってブツブツ言いながらノートに書きまくったり、音楽聴いて腰をフリフリして気分転換をしたり、ヘッドホンを付けて結構な音量で散歩しまくったりしても、なんかその、「ここまで出てると思うんだけど」っていう状態がずっと続いていたのがなかなかのストレスだったんです。
解決策は身近にある
そんな、店の、というか自分の中のテーマみたいなものって誰かに相談するものじゃなくて、多分きっとどこか凄く身近なところにあるんじゃないかなと思い、よっし、そんなときは誰かとどうでも良い話をするべきだろってことで、『美唄の癒し系オジサン』でお馴染みのキンキン(金城君)に電話をし、「金城君、明日仕事休みなんでしょ?夜さ、ちょっと行って良い?マメとも遊びたいし」と言って昨晩ワインを持ってキンキン宅へ。
で、相変わらずキンキンは33歳とは思えない童顔でワインと日本酒を飲み、今度ね女の子紹介してもらうんですぅ、嬉しいですぅ。マメはとっても可愛いんですぅ。と、タラちゃんみたいな喋り方でどうでもいいことを話していて、僕は「あははあはは」と言いながらまたずーっとテーマについてを考えていました。
そのときにマメが僕の手元にボールを持ってきてボトンと落とし、「早くそれ投げれ」って顔で見るので、「あいよ」と言ってボールを投げ、また拾ってきてボトンと落とし、僕は「あいよ」と言ってボールを投げるってのを何度かやっていたんだけど、全然マメは飽きないんです。
「ねぇキンキン。マメ全然飽きねぇな。ちょっと変わってよ。なんかもうこのボールぬるっぬるするし」と言ってキンキンに変わってもらったものの、マメはまた僕の前にボールを落とします。
そのときに金城君が言ったわけです。
「ほんとにこれが楽しいんでしょうね。全然やめようとしないもん」と。
そこで僕はピッカーンとなったわけです。
みんな人生を楽しもうとしている
僕は自営業でいっつも一人で仕事をしているので、お客さんとのメールとか電話でのやりとりの中で、その人のことを想像しながら作品を作っていくんですが、なんかその、僕としては「なるべく毎日を楽しみたいと思ってるんだけど、他の人って自分の人生についてどう考えてるんだろう?」ってふと思うことがあるわけです。
仕事しなきゃいけない、金を稼がなきゃいけない、ローンの支払いをしなきゃいけない、子供を育てなきゃいけない、親の介護をしなきゃいけない、ダイエットしなきゃいけないなどなど、いろんな「〇〇しなきゃいけない」ってものに僕も含め多くの人がそれに縛られているわけです。
でもそうだよなと。当たり前のことを忘れちゃいけないぞ、と思ったんです。
つまり、「みんな人生を楽しもうとしている」ってことが大前提にあって、そこに義務ってものが発生しているわけで、あー、やべぇ、そんな当たり前のことを見落としていたぞ、俺のばかばかと気付いたわけです。
そこでようやく言葉がリンクする
で、あー良かった。この言葉をもっと適格なものにまとめることが出来たらそれでもう自分のテーマになるな、良かった良かったってことで落ち着き、21時過ぎには帰ってきてまた薄暗い部屋の中でじーっと音楽を聴いていたら、とあるミュージシャンが歌っていて、それはよく聴いていた曲なんだけど、あーそっか、そこに落ち着いたよわーいわーいと良い気分のまま布団に入り、現在は大変すっきりした気分になっとります。
ね?長かったなきっと。
そんなわけで、まぁそんな興味無いだろうけど、またこれについて書こ。
仕事しまーす。